理想のフィニッシュ 体とシャフトが十字架・・・ささきしょうこの【しょうこ流フレッシュGOLF】(4)


担ぎ上げるようなフィニッシュになっていた掛布さん

担ぎ上げるようなフィニッシュになっていた掛布さん

グリップを握る手を耳の横に持ってくることで体とシャフトが十字になる理想のスイングになった

グリップを握る手を耳の横に持ってくることで体とシャフトが十字になる理想のスイングになった

 「プロのスイングを見ていても、フィニッシュのシャフトの位置はバラバラ。どの位置が正しいの?」という掛布さんの疑問に対し、今回はその正しい位置について話します。

 シャフトを担ぎ上げるようなフィニッシュになっているアマチュアゴルファーをよく見かけますが、このようなフィニッシュになるのは、手をロールさせて打つスイングだからです。大型ヘッドになった今では、シャフトの無駄なトルクをなくして正しくしならせることで方向性をアップさせるスイング、つまり手の無駄な動きをなくすスイングが理想とされています。

 どんなフィニッシュが理想なのかと言えば、海外男子ツアーのトッププロのフィニッシュがとても参考になります。多くのプロがフィニッシュ時にシャフトが横真一文字、いわゆる体とシャフトが十字架になっています。このようなフィニッシュになれば手の無駄なロールを防ぎ、また、肩が自然と回転するのでヘッドスピードも上がり、方向性だけでなく飛距離もアップしてきます。

 こうしたフィニッシュにするには、以前に言ったようにすべてのスイングポジションで左足(レフティーの掛布さんは右足)に体重を乗せ、フィニッシュでグリップを握る手を耳の横に持ってくることを意識してみてください。そうすれば、みなさんも海外のトッププロのようなフィニッシュを作ることができます。次回はアイアンでのスイング軌道のチェック法です。

 ◆ささき しょうこ(佐々木笙子) 1996年6月8日、兵庫・加古川市生まれ。19歳。クラーク記念国際高校卒。2011年日本ジュニア(女子12~14歳の部)で優勝。15年のプロテストに2位で合格。10月の日本女子オープンで18位と活躍。今季はQTランキング36位でレギュラーツアーの出場権を獲得。マルマンとクラブ契約。170センチ、65キロ。血液型O。

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