◆女子プロゴルフツアーメジャー第3戦日本女子オープン最終日(30日、千葉CC野田C=6677ヤード、パー72)
アマチュアの後藤未有(18)=福岡・沖学園高3年=が、16年大会の畑岡奈紗(19)=森ビル=以来、メジャー2人目のアマ優勝は逃すも、1バーディー、2ボギー、73で通算4アンダーの8位に入りローアマに輝いた。「決勝の2日間でスコアを落としてしまい悔しかった。でも率直にローアマが取れてうれしい」と声を弾ませた。
悔しさをぶつけた。17年日本女子アマを制した安田祐香(17)=兵庫・滝川二高3年=や18年同大会を制した吉田優利(18)=千葉・麗沢高3年=、国内アマチュアランク1位の西村優菜(18)=大阪・大商大高3年=らが選ばれたナショナルチーム入りは果たせなかった。だが、「ジャパンに入っている人たちはたくさん学ぶことがあったと思うけど、自分がその人たちに勝ててすごく自信になった。同じく(代表に)入っていない人たちにも勇気づけられたかな」と胸を張った。
前日29日に誕生日を迎えた18歳は満足しない。予選ラウンドの時点では通算6アンダーで5位と好成績を残したが、決勝ラウンドでは2日間とも73とオーバーパーをたたいてしまった。「1度トップと3打差まで行ったのに、結局11打差に開いてしまい、トップ10には入れたけど、少し優勝も見えていたのでスコアを落としてしまって悔しい」と唇をかんだ。
ローアマを獲得し、来年のプロテストは最終選考からの受験となった。まずは出場を予定しているNOBUTAグループマスターズGCレディース(10月18~21日)を見据え「しっかり上位に入ってプロになる前に名前を覚えてもらいたい」と意気込んだ。
今大会で12アンダーで2位に入った畑岡らの背中を見て「(2学年上の)黄金世代の皆さんは切磋琢磨(せっさたくま)し高め合っている。自分たちもそうなりたい」と頼もしく話す18歳が”ミレニアム世代”を引っ張っていく。