◆米女子プロゴルフツアー メジャー第４戦 エビアン選手権最終日（２８日、フランス・エビアンリゾートＧＣ）
２１位から出たアマチュアの安田祐香（１８）＝大手前大１年＝は１バーディー、５ボギーの７５。通算イーブンパーの３７位で、日本人で大会初のベストアマに輝いた。横峯さくら（３３）＝エプソン＝は７１で３オーバーの５２位、鈴木愛（２５）＝セールスフォース＝も７１で４オーバーの５５位。６７で回った高真栄（韓国）が１５アンダーで３位から逆転しメジャー２勝目、通算５勝目。
安田は初めて挑んだメジャーで、飛距離で劣りながらもショットの精度で健闘した。日本人女子アマのメジャー最少スコアとなるイーブンパーの３７位で、１７番までに２打離されていたバレンズエラに並んだ。日本女子のメジャーでのベストアマは服部道子、福嶋晃子、小山美保に続く４人目。「日本に帰っても堂々とできる。足りないものも分かったし、もっと強くなりたい」と充実の表情で語った。
最終日は雨の中で小技のミスが相次ぎ５ボギー。それでも最終１８番パー５では、第３打をピン５０センチにつけてバーディーで締めくくり「ショットでは攻めて戦えた。このまま続けていけば」と自信を深めた。
今大会、次週のＡＩＧ全英女子オープン（８月１日開幕、ウォバーンＧＣ）とメジャー２連戦で予選を通過すれば、犬を飼えることになっており「ベストアマでも飼う約束」と無邪気に笑った。トッププロに交じって４日間を戦い抜き「堂々とプレーできるようになった」と大きな収穫を得た。
◆安田 祐香（やすだ・ゆうか）２０００年１２月２４日、神戸市生まれ。１８歳。有村智恵らを輩出した坂田塾に小３で入り、ゴルフを始める。１７年日本女子アマで優勝しアマ日本代表入り。プロツアーでは１７～１８年にアマ最長タイの１０戦連続予選通過。今春、滝川二高卒。４月に初開催のオーガスタナショナル女子アマで３位、アジア太平洋女子アマで優勝。１６３センチ、５４キロ。家族は両親と姉。