「医療従事者支援チャリティーゴルフカップ」が17日まで2日間、兵庫・よみうりCCで無観客で行われた。男女119選手が参加。女子の部では、アマチュアだった昨年10月の富士通レディースで優勝し、プロ転向した「ミレニアム世代」の古江彩佳(20)=フリー=が2位に3打差をつけて“プロ初優勝”。3番パー3ではプロで初のホールインワンを記録するなど、逆転で制して「試合感覚がなくなっていたのを実感したので、久しぶりに試合ができて良かった」と笑顔で語った。
新型コロナウイルス感染拡大後、初めてプロが出場した大会にはテレビカメラ4台を含む約40人の報道陣が集まった。囲み取材は、その全員に配布されたマスクとフェースシールドを着用して行われた。厳戒態勢での取材に女子の吉本ひかるは「(質問が)少し聞き取りにくい」と戸惑いも。選手もクラブハウスではマスクを着用し、表彰式でもソーシャルディスタンスに気を付けるよう呼びかけがあった。大会を企画したエレコム社の葉田順治社長は「開催にはリスクもあると思ったが、2日間やり遂げることができた」と完走を喜んだ。(筒井 琴美)