◆女子プロゴルフツアー 最終戦メジャー JLPGAツアー選手権リコー杯最終日(29日、宮崎CC=6543ヤード、パー72、報知新聞社後援)
1打差の単独首位で出た原英莉花(21)=日本通運=が安定したプレーで3バーディー、3ボギーの72で回り、通算10アンダーで今季2勝目をあげた。初日から首位を走り、10月の日本女子オープンに続くメジャー2連勝で、通算3勝目を飾った。
3打リードで迎えた最終18番パー4。第2打をピン右15メートルへ。2メートルのパーパットを1・5メートルオーバーさせたが、ボギーパットを冷静に沈め、苦笑いで握った右拳を揺らした。
ホールアウト後の優勝インタビューは、笑顔を浮かべて答えた。「(一日振り返って)もう今日はずっと緊張しながらのプレーだったんですけど、優勝という形で締めくくれてすごくうれしい気持ちです。1番ではやってやるぞ、という気持ちだったんですけど、なかなかショットがうまくいかなくて、どんどん緊張していきました。
(最終18番は)パーパットを外してしまって、本当に緊張MAXでした。 (初日から首位を守っての完全優勝)私自身初めてのそういう出来事、勝ち方だったので、本当に素直にうれしいです。メジャー2勝は自分にとって大きな一歩になったんじゃないかな、と思います。今週は国内最終戦ということもあって、最後の力を振り絞ったという感じです。
(師匠の尾崎将司さんも)喜んでくれているとうれしいな、と思います。自分は波が激しいので、突き抜けられているとは思えない。勝負するということに対して執着している。これからもゴルフをやっていくので、勝負強さには執着したいなと思います。
(コロナ禍での1年)色んな方のご協力があって大会を開催して頂いて、メジャーで2勝することができて、自分の中で本当に大きな一歩になった1年だったと思います。やっぱりこういう状況で(ギャラリーやファンは)見に来られない状況が続いていますけど、私は私らしくこれからもプレーしていきたいと思っているので、頑張っていきたいので、応援これからも宜しくお願いします。
(来年に向けて)やっぱり波はあると思うんですけど、自分らしくゴルフと向き合って、これからも良い状態でいけるように、来年も頑張りたいと思います」