稲見萌寧、65でメダル圏内と2打差浮上に「イーグルを取れたのが大きかった」


◆東京五輪 女子ゴルフ 第2日(5日、埼玉・霞ケ関CC=6648ヤード、パー71)

 日本代表の稲見萌寧は持ち前のショットが好調で1アンダーの4差16位から出て1イーグル、5バーディー、1ボギーの65をマーク。首位と6打差の通算7アンダーの暫定6位へと浮上した。メダル獲得圏内とは2打差につけている。

 2番で7Mを沈めてバーディーを先行させた。5番で2Mにつけて伸ばすと圧巻は6番パー4だった。ティーグラウンドが前に出され、第1打をグリーン奥のエッジへ。ウェッジでの第2打は、44ヤードのラインを転がってカップへ。五輪初イーグルを奪うと、両手を突き上げて喜んだ。8番パー5でも3打目の寄せがピンに当たり、60センチにつけて楽々とバーディーを奪った。

 後半は12番パー4で3Mにつけて伸ばした。14番パー5で、3打目をグリーン右バンカーに入れてボギー。最終18番は、左ラフから池越えの第2打をピン奥から傾斜を使って戻し、3Mにつけてバーディーフィニッシュ。右拳を揺らしてほほ笑んだ。

 ホールアウト後、アイスベストを着用してにこやかにインタビューに答えた。

 ―18番は2日連続バーディーでしたね?

 「そうですね。よかったです」

 ―65というスコアは?

 「結構、前半にティーが前のことが結構多くて、1オン狙えるパー4で(6番で)イーグル取れたのが大きかったですね」

 ―2打目が見事でしたね?

 「そうですね。うまくいきました。2打目はウェッジです。狙い通りで。入るか、OKくらい近くには寄せたいなと思っていたので」

 ―今日のパットについては?

 「最初の方は結構入ってくれていて。後半は短いのが2、3個入らなかったくらいでそんなに悪くはなかったです」

 ―フェアウェーキープは今日も良かった?

 「ラフはほとんど打っていないので、そんなに悪くはないかなと」

 ―2日目終わりで7アンダーはどう評価か?

 「あと2日あるので、少し伸ばせたのは良かったなと思います」

 ―明日以降へ向けて

 「明日からも変わらず、少しでも伸ばして上位に行けたらなと思います」

 世界ランク1位のネリー・コルダ(米国)が、通算15アンダーで単独首位に浮上している。

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