JGTO年間表彰式 特別賞の蝉川泰果、今年の漢字に「勝」と答え「突き詰めた一年」


 国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の年間表彰式が5日、都内で行われ、今季4勝の比嘉一貴(フリー)が初の賞金王を含め最多の5冠を獲得した。アマチュアで日本オープンを含むツアー2勝を挙げ、プロ転向した蝉川泰果(東北福祉大4年)は特別賞を受賞した。

 蝉川は今年の快進撃を「自分の中でも特別で、人生が変わった」と振り返り、「自分の夢はまだまだ上にある。そこに向かって頑張っていく」と決意を新たにした。

 来季は海外にスポット参戦し、米ツアー本格挑戦の道を探る。トークショーでは「世界の蝉川になれるように」と、「世界の青木」ことJGTO・青木功会長の前で宣言した。海外4大メジャー制覇を目標に掲げており、「プロとして早く1勝したい」と意気込んだ。

 今年の自身を表す漢字一文字を聞かれると「勝」と答えた。「勝ちにいった試合で勝てた試合と、空回りした試合があり、勝ちという言葉を突き詰めた一年」。1、2週間のオフでは「休むことも大事だけど、体を大きくすることと技術面を向上したい」と見据えた。

 トレーニングも行う予定で「持久力がすごく必要になる。トレーナーさんと話して、筋力をつけるだけではなく動かせるように。今の振っている力感の5、6割の力で振れるようになれば、パワーアップした体で8割の力で振った時にもっともっと(飛距離が)伸びる。伸びしろしかないと思うので、30歳までは成長過程だと思って、長い目で見ていきたい」と、じっくりと体づくりに取り組む方針だ。

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