
プレーオフ1ホール目で岩井明愛(左手前)を下しガッツポーズする申ジエ(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 最終日(25日、千葉・カメリアヒルズCC=6650ヤード、パー72)
首位と1打差の4位から出た申ジエ(韓国)がプレーオフ1ホール目でバーディーを奪い、岩井明愛(あきえ、ホンダ)を下して優勝した。3月の開幕戦、ダイキンオーキッドレディス以来の今季2勝目。日本ツアー会員としての勝利数を「28」とし、30勝で権利を得る永久シードにあと2勝と迫った。
プレーオフの第3打では、バックスピンでピン下2メートルにつけるショットを披露。優勝スピーチでは「緊張したが、いいショットができてうれしい」と振り返った。ウィニングパットではカップに入る前からガッツポーズも飛び出た。第2ラウンドまで首位を快走も第3ラウンドでスコアを落とし4位に後退。「昨日(24日)は悔しいプレーで自分に怒った」という。最近は優勝のチャンスもあったが、あと一歩が足りず惜敗が続いた。勝利への強い思いで優勝賞金5400万円を手にした。
明愛とのプレーオフは「いいプレーをしていたから長い戦いになるかと思った。最後のアプローチの狙い方もすばらしかった」と最後までともに戦った相手をたたえた。