
表彰式で優勝した申ジエ(左)と抱き合い祝福する岩井明愛(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 最終日(25日、千葉・カメリアヒルズCC=6650ヤード、パー72)
首位から出た双子の岩井姉妹の姉・明愛(あきえ、ホンダ)は、通算13アンダーで並んだ申ジエ(韓国)とのプレーオフで敗れて2位に終わり、4月以来の通算2勝目を逃した。正規の18ホールは5バーディー、2ボギーの69だった。
明愛は1番でバーディー発進すると、11番までに4バーディーを奪った。1打リードで迎えた15番パー3で3パットのボギー。この時点で申に並ばれると、16番でティーショットを曲げ、2メートルのパーパットを決められずに連続ボギーで一時2位へ後退。17番で、第2打を1メートル弱に運ぶバーディーで再び申に並んだ。
迎えたプレーオフ(18番パー5を使用)1ホール目。明愛がラフから放った第3打はグリーンをオーバー。4打目でチップインバーディーを狙ったが、決まらず。このホールをバーディーとした、経験で上回る申に敗れた。
試合後は「悔しいの一言に尽きる。(力は)全部出し切った。途中でミスもあったので、練習しかない」と最初はサバサバとした表情で語った。決着後に優勝した申と抱き合った場面に話が及ぶと、目に涙を浮かべながら「サントリーレディス(6月)の時とか、ジエさんにいろいろ自分の悩みを聞いてもらった。頼れる、信頼できる先輩なので、(負けて)悔しい気持ちはあるけど、ジエさんも勝って、自分もうれしい気持ちになったり…そういうことがあった」と説明した。