
新兵器の6ユーティリティーを手に笑顔の藤田
約1か月ぶりの試合だった下部のステップアップツアー、山陽新聞レディースカップから秘密兵器を投入しました。6アイアンに変えて6ユーティリティー(UT)。キャロウェイ「XR」16年モデルで155~165ヤードの距離で、パー3の第1打やパー4の第2打などで使います。最近、6アイアンが難しいと感じて、プライベートゴルフで6UTを試したら感触が良くて。アイアンよりも高さが出てグリーンで止まる。
試合で使ったら即、好結果が出ました。初日の154ヤードの12番パー3。池越えのホールでピンそば2メートルにつけてバーディーが取れた。先週の下部ツアーの14番パー3も6UTで3日連続でバーディー。すごくプレーの幅や選択肢が増えましたね。キャディーバッグの中は1番、3番、5番、7番、11番とウッド系が過去最多6本になりました。
今月、株式会社MIDさんから250台限定の「Audi Q5 high style」を納車していただきました。北海道、九州、沖縄以外の試合は車で転戦するので年間で地球一周分の約4万キロ走る。今季前半戦の「Q7」は2万6517キロを共に過ごしました。
20年10月からテレビ埼玉、ゴルフネットワーク、スカイAで続けてきた初の冠番組「藤田光里のゴルフ偏差値向上委員会」が9月で終了します。全148話。感覚だけではなく、言葉でかみ砕いて説明できるようになり、私もゴルファーとして向上できました。またお目にかかれることを楽しみにしています。10月はステップ3戦に出場予定。中旬には父のお墓参りに北海道へ帰ろうと考えています。(女子プロゴルファー)
◇藤田 光里(ふじた・ひかり)1994年9月26日、札幌市生まれ。29歳。3歳で父の故・孝幸氏の教えでゴルフを始め、西岡中3年から北海道女子アマチュア5連覇。飛鳥未来高卒。13年にプロテスト合格。14年は賞金ランク38位で初シード入り。15年はフジサンケイレディスで初優勝して同18位。17~22年はシードを逃した。165センチ、56キロ。家族は母と妹、弟。「AKRacing(エーケーレーシング)」所属。