◆米女子プロゴルフツアー メジャー第4戦 エビアン選手権 最終日(25日、フランス・エビアンリゾートGC=6527ヤード、パー71)
7打差4位で出た初出場の古江彩佳は6バーディー、2ボギーの67をマーク。3打差の通算15アンダーの4位に入った。10位以内に与えられる来年大会の出場権を獲得した。
1番から出て、出だしで4メートルのパーパットを外してボギー発進。3番で3メートルを沈めて取り戻したが、6番で2メートルを外してボギー。7番は4メートルを沈めてバーディーで、前半を首位と4打差で折り返した。
11番で3メートルを決めて伸ばした。15番はタップインバーディー、16番は15メートルのバーディーパットを放り込んで、笑顔で大喝采を浴びた。最終18番は、グリーン奥バンカーからの3打目を2・5メートルに寄せてバーディーで締めくくった。
アイアンショットが4日間で最も乱れたが、得意のグリーン上がさえて計26パット。「最後にバーディーが来てくれて、アンダーで回れて良かったなと思います」と4つ伸ばした後半の内容を評価した。16番を終えて一時は首位と2打差まで迫るなど、安定したゴルフを最後まで披露した。「16番は左に曲がって、右へ曲がって、左に曲がってというすごいラインだったんですけど、何とか入ってくれて良かったです」とほほ笑んだ。
昨年の全米女子オープン(予選落ち)以来2度目のメジャー。東京五輪代表入りは惜しくも逃したが、メジャーで自己最高成績を残した。世界ランクの大幅な上昇は確実で「メジャーで上位で争うことができて、本当に良かったと思いますし、五輪に出られなかったのは悔しいですけど、こっちにきて良かったなと思います」とうなずいた。
8月のメジャー最終戦、AIG全英女子オープン(19日開幕・英カーヌスティーゴルフリンクス)にも出場予定。「自分のプレーができたらいいと思う」と初のリンクスでの奮闘も誓っていた。
一方、アマチュアで初出場の梶谷翼(滝川二高3年)は1アンダー46位でスタートしてショートパットに苦しんだが3バーディー、2ボギーの70をマーク。通算2アンダーの48位で、ベストアマチュアは1打差で惜しくも逃した。
ミンジー・リー(豪州)が7打差4位で出て7バーディー、ボギーなしの64をマーク。単独首位で出て5バーディー、5ボギーの71で回った19年全米女子オープン覇者の李晶恩(韓国)と通算18アンダーで並び、プレーオフに突入した。