◆東京五輪 男子ゴルフ第1日(29日、埼玉・霞ケ関CC=7447ヤード、パー71)
4月のマスターズ王者の日本代表・松山英樹が、自国開催の五輪をパーでスタートした。新型コロナ感染から約4週ぶりの復帰戦初日は予定通り、午前8時41分にティーオフ。ティーグラウンドで名前がコールされると、ボランティアや関係者からひときわ大きな拍手が送られ、松山は右手を挙げて応えた。
411ヤードの1番パー4は、5ウッドでの第1打を左フェアウェーに運んだ。アイアンでの第2打はグリーン手前8メートルのカラーへ。パターでの3打目を1・5メートルに寄せてパーで滑り出した。
4月のマスターズで日本人初のメジャー制覇後、がい旋試合。27日の公式会見では「日本でやる五輪に、プレーヤーとして出られることは最初で最後だと思うので。その中で選ばれて出られることはすごくうれしい。コロナにかかって3週間後にここに立てるかは不安はあったんですけど、ここに来られて良かったなと思います」と、60選手で3つのメダルを争う特別な舞台で使命感に燃えていた。
飛ばし屋のマーク・リーシュマン(豪州)、コーリー・コナーズ(カナダ)と同組。前夜の雷雨でグリーンが軟らかく、伸ばし合いの展開が予想されている。