63猛追の松山英樹は9打差追いつくも東京五輪に続いてプレーオフで惜敗


◆米男子プロゴルフツアー 世界選手権シリーズ フェデックス・セントジュード招待 最終日(8日、米テネシー州・TPCサウスウインド=7233ヤード、パー70)

 東京五輪4位の松山英樹(LEXUS)は、9打差14位で出てショットとパットがかみ合って7バーディー、ボギーなしの63をマーク。ギャラリーの大歓声を浴びながら通算16アンダーの首位に並んで、アブラハム・アンサー(メキシコ)とサム・バーンズ(米国)との3人でのプレーオフに進出した。

 米ツアー通算6勝の松山はプレーオフ1ホール目は、右ラフからのウェッジでの第2打をピン下5Mにつけたが、決めれば優勝のバーディーパットは、惜しくもカップ右縁で左へけられてパーだった。プレーオフ2ホール目の松山は第1打を右ラフに入れ、10Mのバーディーパットを左に外してパー。アンサーがピン上2Mのバーディーパットを沈めて、ツアー初優勝を飾った。

 日本のエースにとっては7月初めに新型コロナに感染し、約1か月ぶりの復帰戦。4月のマスターズで日本男子初のメジャー制覇を成し遂げた29歳は、酷暑の東京五輪での激闘かわわずか4日後にスタートし、最終日は勝負カラーの黄色のウェアに身を包んで、猛チャージを演じて見せた。次週のウィンダム選手権(12日開幕・米ノースカロライナ州セッジフィールドCC)にも出場を予定している。

 日本ツアー賞金ランク2位で初出場の木下稜介(30)=ハートランド=は4バーディー、3ボギーの69で回り、通算1アンダーの43位で終えた。

最新のカテゴリー記事