中島啓太 来季欧州ツアー挑戦も視野 米ツアー参戦へ選択肢増やす


中島啓太

中島啓太

◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック プロアマ戦(27日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 賞金ランクトップの中島啓太(フリー)が来季、欧州ツアー(DPワールドツアー)参戦を視野に入れていることを明かした。“欧州経由米ツアー行き”を選択肢の一つに入れた。

 アマチュア時代から海外志向が強く、以前から米ツアー挑戦を頭に置いている。7月に海外メジャーの全英オープンに出場した際のことだった。現地のマネジメント担当から、米ツアー参戦へのルートとして、欧州ツアー挑戦という選択肢を提案された。「そのときに初めてDPっていうワードが出てきて、そこで自分の中でも意識するようになった。向こうに住んでいるマネージャーなんで、向こうの近道っていうのを知っている。みんなを信じて、自分は今シーズンを戦うことだけに集中したい」と話した。

 日本ツアーの賞金ランキング上位3人は来季の欧州ツアーの出場資格を得る。昨季1位の比嘉一貴、2位の星野陸也、3位の岩崎亜久竜は今季、欧州ツアーを主戦場にしている。そして欧州ツアーの年間獲得ポイント10位以内の選手には、翌シーズンの米ツアー出場権が与えられる。

 11月の三井住友VISA太平洋マスターズ終了時の賞金ランクが1位なら、米下部ツアー(コーンフェリーツアー)の最終予選会(QT)の出場資格を得ることができる。予選会上位5人はダイレクトに米ツアーに参戦できる。また、予選会を突破して下部ツアーで結果を残せば、米ツアー昇格への道が開ける。

 「選択肢を増やすためには、VISAが終わった時点で1位にいないといけない」とし、「コーンフェリーのQTに行ってトップ5でPGA(米ツアー)という流れは一番近いし、来季はDPワールドという比嘉さんや陸也さんのような道を行くのかとか、いろんなことを相談できている。今季は日本でしっかりと戦いたいし、来年は海外に挑戦を絶対すると思う。楽しみにしながら、今週を頑張り切りたい」。シーズン3勝目を挙げ、賞金王へと突き進む。

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