
6番ティーショットを放つ蛭田みな美(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー第3戦 日本女子オープン 第1日(28日、福井・芦原GC海C=6528ヤード、パー72)
ツアー1勝の蛭田みな美(ユアサ商事)は4バーディー、ボギーなしの68でホールアウト。4アンダーで首位と1打差の暫定3位発進となっている。午前7時のトップスタートで、前半の11番で3メートルのバーディーを奪い、快調にスコアを伸ばした。16番で6メートルのパーパットを沈めるなどピンチもしのいだ。
「グリーンも柔らかく、止まってくれたので良かった。練習ラウンドをやって、1アンダー、2アンダー出せたらいい方かなと思っていた。パーパットが入って、流れを作ることができた」と笑顔で話した。
昨年の日本女子オープンは、予選会のエントリーが間に合わずに不出場だった。「期間が始まって2週間くらいで埋まってしまっていて…」と苦笑いで振り返り、「今年は(ツアー優勝して)出られてうれしい」と笑みを浮かべた。
比較的風が穏やかな早朝スタートでのプレーとなったが、海沿いのコースにも対応した。「右からの風で(以前は)ドローで持っていかれてしまうことが多かったが、今はフェードでぶつけられるので結構(球筋の)ラインが出てくれて、前よりイメージできるようになった」と自身の成長を実感。「先週は2日目以降で伸ばせなかったので、アンダー目指して頑張りたい」。日本女子アマ(14年)、日本ジュニア(15年)に続く、日本ゴルフ協会主催競技のタイトル獲得を目指す。