
18番、セカンドショットを放つ政田夢乃 (カメラ・豊田 秀一)
プロ3年目でツアー未勝利の政田夢乃(26)=なないろ生命=が1イーグル、2バーディー、1ボギーの3アンダー69で回り、首位と4打差の14位で発進した。15番パー5で今季7個目のイーグルを奪取し、年間ランク1位タイに浮上。磨きあげたショット技術と運も味方にスコアを重ね、念願の初優勝を狙う。地元・愛知県出身でツアー2勝の入谷響(20)=加賀電子=が自己最少に並ぶ65をマークし、単独首位発進した。
政田の愛らしい笑みがはじけた。15番パー5、残り約220ヤードの第2打。グリーン手前に刻むか迷ったが、同組の藤本愛菜が2オンを狙うのを横目に「私もいってみようかな」と3ウッドを強振した。「ミスショット」と笑った一打は手前からどんどん転がる運も味方し、ピン右手前5メートルに2オン。慎重にパットを沈め、キャディーとハイタッチして大歓声を浴びた。
今季7個目のイーグルで、昨季年間女王の佐久間朱莉とトップで並んだ。154センチと小柄な政田は、今季の平均飛距離が237・48ヤードで全体52位。これまでショットインが多かったが、珍しく2オン1パットで奪い「自分でもビックリ。飛ばし屋じゃないのにちょっと違うなと。うれしい」とはにかんだ。
昨オフから食事改善と筋トレで体重は5キロ増え、飛距離もキャリーで10ヤード伸びた。「元々、強気のゴルフをするタイプ。飛距離も伸びたことでマッチしてくれている」。最終日ならイーグル賞(100万円)が設定されただけに「2日早かった。明日も明後日も狙いたい」。今季のイーグル女王に加え、20―21年の勝みなみ、24年の桑木志帆のシーズン最多1�\x93個目の記録も見えてくる。
前週の国内メジャー、ソニー日本女子プロ選手権は予選落ち。北海道に帰省して休養し、人気ドラマ「Tシャツが乾くまで」などを見てリフレッシュした。今週から新投入したパターも奏功し、首位と4打差の好発進。「あと2日間、優勝を目指して頑張る。あわよくばイーグルも取りたい」。今季はトップ10入りが6度と着実に迫る初Vをつかみ切る。(星野 浩司)

