マスターズ王者の松山英樹は69で6打差暫定19位 東京五輪初日


ティーショットを放つ松山英樹(カメラ・相川 和寛)

ティーショットを放つ松山英樹(カメラ・相川 和寛)

◆東京五輪 男子ゴルフ 第1日(29日、埼玉・霞ケ関CC=7447ヤード、パー71)

 60選手が出場する4日間、72ホールのストロークプレーが猛暑の中、無観客で開幕した。4月のマスターズ王者の日本代表・松山英樹(LEXUS)は4バーディー、2ボギーの69をマーク。首位と6打差の2アンダーの暫定19位でホールアウトした。

 新型コロナ感染から約4週ぶりの復帰戦初日は予定通り、午前8時41分にティーオフ。ティーグラウンドで名前が呼ばれると、周囲のボランティアや関係者からひときわ大きな拍手が送られ、松山は右手を挙げて応えた。

 マーク・リーシュマン(豪州)、コーリー・コナーズ(カナダ)と同組でのラウンド。459ヤードの3番パー4でバーディーを先行させた。第1打のドライバーショットは左バンカーへ。アイアンでの第2打をピン上4メートルにつけて、記念すべき五輪初バーディーを奪った。640ヤードの5番パー5も、アイアンでの3打目をピン左1・5メートルに運んで伸ばした。223ヤードの7番パー3は、アイアンでの第1打をピン左7メートルへ。バーディーパットを沈めて拍手を浴びた。586ヤードの8番パー5は、アイアンでの3打目をピン左上1・5メートルにつけて伸ばした。521ヤードの9番パー4は、第1打を右に大きく曲げて初ボギーをたたいた。首位と4打差暫定4位で折り返した。

 後半は11番でティーショットを左に曲げてボギー。気温が30度以上に上がる厳しい暑さの中、セミの鳴き声が響き渡る無観客での消耗戦となった。最終18番はピン上8・5メートルのバーディーパットが惜しくも外れた。早藤将太キャディーからタオルを渡され、帽子を取って大粒の汗をぬぐった。4月のマスターズで日本人初のメジャー制覇後、がい旋試合初日はアンダーパーで終えた。

 セップ・ストラカ(オーストリア)が、8アンダーの単独首位に立っている。

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