◆女子プロゴルフツアー 資生堂レディス 第3日(2日、神奈川・戸塚CC=6570ヤード、パー72)
11位から出たプロ1年目の佐藤心結(みゆ、ニトリ)が、3バーディー、ボギーなしの69と伸ばし、通算8アンダーで3打差の5位に浮上した。青木瀬令奈(フリー)が11アンダーで首位に立った。
佐藤は10番までに2バーディーで快調に伸ばしたが、11番パー3の第1打でグリーン左奥に外し、ピンチを迎えた。それでも冷静だった。奥から課題のアプローチでピン約30センチに寄せてパーでしのいだ。15番もバーディーで浮上した。「ノーボギーでラウンドできたことはすごい(自分の中で)評価は高い。後半はピンチが続いたけど、そこでしっかり耐えられたのは良かったと思います」と胸を張った。
神奈川・小田原市出身で、酷暑の中、多くの地元ファンの応援がムービングデーのチャージを後押ししたという。「『佐藤プロ、頑張って~!』と声をかけてくれる方が多くて。ギャラリーの皆さんの声援がすごく力になって、暑い中でしたけど最後まで頑張ろうと思いました」と感謝した。
03年7月生まれの佐藤は、最終日での逆転で“ルーキー一番乗り”での初優勝を地元で目指す。「今日以上のスコアを求められると思う。まずはボギーを打たないゴルフをして、ロングホールでバーディーを取っていくことが大事。地元開催で初優勝することはすごくうれしいことなので、優勝できるように頑張りたいです」と決意を込めた。