
18番、バーディパットを決めるもランキングで51となった堀琴音(カメラ・岩田 大補)
◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス 最終日(19日、愛媛・エリエールGC松山=6575ヤード、パー71)
前週までのメルセデス・ランク(MR)55位で今大会を迎えた堀琴音(ダイセル)は6位で出て、3バーディー、1ボギーの69で通算9アンダー9位となった。MR50位以内での逆転シード入りを目指したが、MR50位で今週予選落ちした浜田茉優(伊藤園)に0・35ポイント差及ばず、来季はMR55位以内での前半戦出場権獲得にとどまった。
堀は前半を全てパー。後半の11番で初ボギーも、12番、16番でバーディー。最終18番パー4は第2打をベタピンに運ぶ意地のバーディーを奪った。ホールアウト時点では、後続のプレーが残っておりMR50位か51位か微妙な状況の中、取材に応じた。
「今週のキャディーさんにすごく助けてもらった。私一人では(シード争いで平常心を保つことは)無理だった。ずっと前向きな言葉をかけてくれて感謝しかない」と、コンビを組んだ保科隆キャディーへの感謝を口にした。
来年に向けての気持ちを問われると、涙ながらに「ここに(MR)55位で来て、正直シード争いというのをこれまでしたことがなかったので、こんなに気持ちがつらいんだなって。これで(MR)50位に入ればラッキーだけど、とりあえず今週は予選落ちせず、最後はバーディーで上がれたので。来年はもう一回優勝できるように頑張りたい」と、思いがあふれた。