
1番、ティーショットを放つ石川遼(カメラ・渡辺 了文)
◆男子プロゴルフツアー開幕戦 東建ホームメイトカップ 第2日(11日、三重・東建多度CC名古屋=7069ヤード、パー71)
首位から出た石川遼(カシオ)は4バーディー、2ボギーの69で回り、通算8アンダーとし、首位と4打差の5位で週末へ進む。強風下でのプレーとなり、思うようにスコアを伸ばせず。「あと2つ、3つはいけた。ショートパットを外したので、そのあたりは詰めていける」と悔しさをのぞかせた。
1番で1・5メートルを沈めてバーディー発進も、その後はもどかしい時間が続いた。3番パー3は2打目を1メートルに寄せるも、パーパットが決まらず。10番でも2打目をグリーン右に外し、アプローチを寄せられず。一時はスコアを落としたが、11番で4メートルのバーディーパットを沈めて「落ち着けた」。14、17番でも伸ばし、カムバック。4打差5位に踏みとどまった。
前日は風が穏やかな中、66をマークし、首位発進。午後組だったこの日はスタート時から強風が吹き、「昨日とは違う一日になった」と話す。ウェッジショットの距離感は、グリーンが硬く仕上がっていることもあり、風がフォローの時ほど難しく感じたという。前日夜に雨が降り、グリーンコンディションも変化。その影響で1・5メートルのパットを2回外したと振り返った。
今大会には過去10度出場し、トップ10入りは5回。データを見ると好相性にも思えるが、「どうなんですかね」と実感はない。今大会、最終日最終組でプレーしたのは4度。再びそのポジションに向け、12日はプレーすると意気込んだ。「風が吹くと面白いし、マネジメントも試される。反省点はいくつかあるので、そこをしっかり戦っていていけば良くはできるかなと思う。(最終日)最終組に入れるようなプレーを明日はしたい」。大会初制覇とツアー21勝目へ向け、ムービングデーに浮上を狙う。