ツアー初V狙う池村寛世は得意の“直ドラ”で観客沸かせ2位キープ ドラえもんの絵柄のウェアも好評


2番ティーショットを放つ池村

2番ティーショットを放つ池村

◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ・ガツーンと飛ばせ 第3日(30日、茨城・美浦GC=6988ヤード、パー71)

 第3ラウンドが行われ、1打差2位で出た池村寛世(ともよ)が4バーディー、1ボギーの68で回り、通算11アンダーで5打差の2位につけた。

 飛ばし屋が2番パー5(571ヤード)でいきなり観客を沸かせた。フェアウェーから残り260ヤードの第2打はクラブ選択でドライバーと2アイアンで迷ったが、向かい風で「届かない」と考え、ドライバーを選択。左に打ち出し右に曲がるきれいなフェードボールで2オンに成功。マスクやフェースシールドを着けた観客からどよめきが起こった。ピン左12メートルから2パットでバーディーを奪い「右に外したくなくて、左でもいいと思って。スライス目でいい球を打ててグリーンをキャッチできた。早めにバーディーを取れて良かった」と満足げだった。

 この日は同じ26歳で「サウナ仲間」という植竹勇太と最終組でプレー。ライバルがベストスコアタイの64をマークし、首位で独走態勢に入ったが「もう、本当にすごかったですよ。一緒に回っていてちょっとしんどかったです」。それでも5番では植竹が10メートルのバーディーパットを沈めたのを見た後、約3メートルを入れ返すなど「我慢しながら終われた」と2位を守った。

 引き連れたギャラリーからはプレーだけでなく、今年から契約するブランド「Jack Bunny」のウェアにも注目が集まった。現在コラボしているウェアで、左胸付近にあるドラえもんの絵柄が「かわいい」と好評で「明日もドラえもんにしようかな」と見据えた。プロ9年目の飛ばし屋が5打差大逆転でツアー初Vに挑む。

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