◆米女子プロゴルフツアー リビエラマヤオープン 最終日(25日、メキシコ・エル・カマレオンGC=6583ヤード、パー72)
最終ラウンドが行われ、米ツアー本格参戦1年目の岩井千怜(ちさと、ホンダ)が初優勝を飾った。首位と1打差の2位から出て7バーディー、1ボギーの66で回り、通算12アンダーで2位に6打差をつける圧勝だった。優勝賞金37万5000ドル(約5340万円)を獲得した。
1番で約6メートルのパットを決めてバーディー発進。3番は第は2打目を約1メートル、4番パー3は第1打を2メートル、5番パー5は第3打のアプローチをピン横数十センチに寄せ、6番パー4は4メートルを決めて圧巻の4連続バーディーを決めた。
後半は10番、パー3で約4メートルのパットを決め、13番パー5は第3打をピンそば2メートルにつけてバーディーを奪取。14番はボギーたたいたが、最終18番でパーパットを沈めてガッツポーズで喜んだ。双子の姉・岩井明愛(あきえ、ホンダ)らからシャンパンシャワーで祝福された。
岩井千は表彰式で英語でスピーチ。「I’m happy to win. This victory will give a lot of people dreams and courage.」(勝ててうれしい。この優勝は多くの人に夢と感動を与えられると思う)と喜びを語った。
日本語でのスピーチを求められ、「チームのみなさん、家族の皆さん…」と話し、うれし涙があふれた。言葉を詰まらせながら「これからももっともっと、2勝目、3勝目を目指して頑張ります。引き続き応援をよろしくお願いします」と話し、満面の笑みを浮かべた。