青木功、長嶋茂雄さんをしのぶ「スポーツ界の象徴の人」 約30年前にゴルフで「危なく負けそうだった」


囲み取材に応じる青木功(カメラ・山崎 賢人)

囲み取材に応じる青木功(カメラ・山崎 賢人)

 6月3日に死去したプロ野球・巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さん(享年89)をしのぶ、ゴルフのプロアマ大会「長嶋茂雄 MEMORIAL セガサミー チャリティープロアマ大会」が24日、北海道千歳市のザ・ノースカントリーGCで開催され、男子ゴルフで日本ツアー51勝を誇り、日本ゴルフツアー機構前会長の青木功が長嶋さんとの思い出を語った。

 長嶋さんの名前を冠したプロアマ大会に120人が集結し「長嶋さんも幸せだと思う」と青木。戦後の日本を象徴するスーパースターで、約60年来の親交がある長嶋さんについて「スポーツ界の象徴の人。その人が残した成績は俺たちはできないけど、自分のできるものを残していきたい。残された人生で長嶋さんに一歩近づきたいし、目標にしたい。あとは、安らかにという思いです」と思いをはせた。

 プロ野球・巨人のV9が始まった1965年頃から長嶋さんと親交を深めた。約30年前には青木の地元、千葉・我孫子市で「桜を見る会」と題してゴルフをともにし「長嶋さんが73、俺が71。危なく俺が負けそうだった」と笑顔。全英オープンにともに行った経験もあり「思い出は尽きないよ」としみじみ語った。

 07年から長嶋さんの名前がついた男子ツアー大会「長嶋茂雄招待 セガサミーカップ」が開催されてきた。主催のセガサミーホールディングスは今年は開催が見送られたが、長嶋さんを追悼するプロアマ大会が行われた。来年の開催は未定だが、青木は「長嶋茂雄さんのメモリアルになって名が残る、永久的に残ってくれたらいいなと思う」と大会継続を切望した。

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