
初日、7アンダーで首位発進の高橋竜(日本プロゴルフ協会提供)
◆男子プロゴルフ国内シニアツアー ファンケル クラシック 第1日(17日、静岡・裾野CC)
男子レギュラーツアー通算2勝の高橋竜彦(51)=ジャパンクリエイト=が8バーディー、1ボギーの65をマークして首位発進。シニアツアー初優勝へ好スタートを切った。倉本昌弘(70)=フリー=は2打差の67で回り、年齢以下のスコアでラウンドする「エージシュート」を達成。2人目の大会3連覇がかかる宮本勝昌(53)=シーミュージック=は、3打差の68で6位につけた。18日は初の試みとして「LADYGO CUP」に出場している女子6選手によるエキシビションマッチを併催する。
シニアツアー2年目の高橋竜が、堂々の7アンダーで首位で滑り出した。3パットした2番でボギーを喫したものの、6番から4連続バーディーを決めるなど8バーディーを量産。「(65は)いつ出たかな、分からない(笑い)。僕はドライバーの飛距離が出る方ではないですけど、アイアンがすごく切れていたので良かった」と声を弾ませた。
昨年6月にシニアデビューを果たしたが、トップ10入りは前週の佐世保シニアオープンでの4位が初めて。「よし頑張ろう、と思った時にドライバーで悩んでしまうことがあって。それを引きずったまま去年くらいからドライバー(ショット)がおかしくなった。今年もショットが上手くいかず、悩み続けてたけど、ちょっとずつ良くなってきたかなという感じです」と成績が伸び悩んだ日々を明かした。
飛距離よりも2打目以降で巻き返すことに集中できるようになり、「あまりそこ(ドライバーショット)にとらわれなくなってきた。そこだけがゴルフじゃないと」と高橋竜。意識の切り替えが好スコアを引き寄せた。「1日終わっただけなので。今やれることを一生懸命やります」。2日目も慢心することなく、自分のゴルフを貫き通す。