【古賀敬之のゴルフあれこれ】  第十二回 ゴルフ場の経営者が常に〝一番打者〟というのはおかしい


 うっかりティーアップが遅れて、キャディーさんに「じゃ、オーナーさんお願いします」と催促されても、決して「誰が地主じゃ~ッ、誰が所有者じゃ~ッ!!」と腹を立てないこと。

 えっ? 何を言っているのか分からない?

 実は、最初にティーアップする人は「オーナー」ではなく「オナー」というのが正式。前のホールを好スコアで上がり、いの一番にティーオフする「栄誉ある人」を指すもので、英語では「オナー」という。しかし、「オナー」という言葉が日本人には馴染みが薄いのか、それとも何かの間違いか、「所有者」を意味する「オーナー」と混同してしまうケースが多い。「HONOR(オナー)」と「OWNER(オーナー)」は似ていても全くの違うもの。オナラブル・カンパニー・オブ・エディンバラという会員制クラブの名を聞いたことがあるだろうか? このオナラブル(名誉ある)の「オナー」なのだ。決して「オーナー」でも「オナラ・ブー」でもない。

 

 ◇古賀 敬之(こが・たかゆき)
1975年、報知新聞社入社。運動部、野球部、出版部などに所属。運動部ではゴルフとウィンタースポーツを中心に取材。マスターズをはじめ男女、シニアの8大メジャーを取材。冬は、日本がノルディック複合の金メダルを獲得したリレハンメル五輪を取材した。出版部では「報知高校野球」「報知グラフ」編集長などを歴任。北海道生まれ、中央大卒。

最新のカテゴリー記事