今平、スタート時間を時差で勘違い…遅刻し失格


 ◆HSBCチャンピオンズ ▽米男子プロゴルフツアー世界選手権シリーズ第3日(28日、上海・シャーシャン国際GC)

 世界選手権シリーズ初出場の今平周吾(25)=レオパレスリゾートグアム=がスタート時間に遅れて失格となった。日本時間でのスタート時刻が記載されている日本ゴルフツアー機構(JGTO)のホームページを見て、時間を勘違い。上海と時差が1時間あることを失念していた。昨年大会覇者の松山英樹(25)=LEXUS=は1イーグル、3バーディー、1ボギー、2ダブルボギーで72と伸ばせず60位。

 時すでに遅しだった。スタート時間(10時35分)から10分後、クラブハウスで朝食を取り、いざ練習場に向かった今平は競技委員に失格を告げられた。「練習場に行っても誰もいないので、あれ?と思った。遅刻は初めて」。7オーバー74位から巻き返しを期したが、痛恨の失格に日本から帯同したキャディーと目を見合わせ、落胆するしかなかった。

 今平が確認していたJGTOのサイトには、時差の関係で実際より1時間遅い日本時間でのティータイム(11時35分)が記されている。10時頃にコースには到着していたが「やっぱりこっち(中国)のサイトでしっかりスタート時間を見ないといけなかった」と猛省した。最下位の賞金はもらえる(賞金ランクへの加算はなし)が「お金じゃないですよね」とポツリ。初の世界選手権が苦い思い出となり「やりたかった…」とショックの色を隠せなかった。これにはJGTO関係者も「うちのサイトは日本におられる方を対象にしているので。まさかですね」と驚いていた。

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