ドライバーが一番好きで、3ウッドを一番得意とする超攻撃的ゴルファーの藤田光里が自ら認める“弱点”は、ユーティリティーとミドルアイアンだ。今回は自身の苦手クラブについて話した。
「ユーティリティーは左にも右にも曲がるので困っています。今、一番練習しています。5、6アイアンもまだまだ精度が低いです」
その原因は?
「体の開きが早くなってスイングが崩れてしまっています。同様のミスをするアマチュアは多いように思います」
ミスを防ぐにはどうすればいい?
「体が開くということは左腰が伸び上がってしまっているということなので、私はインパクトからフォローにかけて左腰の位置を我慢してキープする、というイメージを持つようにしています」
苦手クラブを握った時、どのようなイメージを持てばいい?
「アマチュアの皆さんも苦手クラブがあると思います。そういう時は苦手クラブを持っているということを忘れ、スイングをすることだけに集中し、フィニッシュまでしっかり振り切ることを意識すればいいと思います。私はそうしています」
第2打でユーティリティーやミドルアイアンが必要になる長いパー4の攻略が試合の流れを決める。
「私が最も気にしている部門別ランキングはパーオン率。パーオンするということは、第2打がブレていないということですから。常にバーディーパットを打つことでプレーのリズムが良くなり、スコアがまとまってくると思っています。今、パーオン率は67・01%のランク21位。もっと、ランクを上げたいです」
◆藤田 光里(ふじた・ひかり)1994年9月26日、札幌市生まれ。19歳。ハンディキャップシングルの父・孝幸さん(61)の影響で3歳からゴルフを始める。札幌市立西岡中3年から北海道女子アマ5連覇。昨年3月、飛鳥未来高卒業。同年8月、プロテストに一発合格。同年12月に新人戦加賀電子カップ優勝。さらに、ツアー出場権を争う最終予選会で1位となり、今季からツアーに本格参戦。家族は父、母・美香さん(45)、妹・美里さん(18)、弟・亜久里さん(16)。165センチ、56キロ。