木下稜介が65位で日本人唯一の予選突破 東京五輪代表の星野陸也は予選落ち


◆米男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 第149回全英オープン 第2日(16日、英ロイヤル・セントジョージズGC=7189ヤード、パー72)

 穏やかな晴天の下、世界最古のメジャーの予選ラウンドが終了した。5人出場した日本勢では、メジャー初出場で日本ツアー賞金ランク2位の木下稜介が91位で出て3バーディー、2ボギーの69をマーク。30歳の誕生日に、通算1オーバーの65位で予選突破を果たした。

 33歳で初の海外メジャーとなった永野竜太郎は6打差48位スタートで1バーディー、3ボギーの72で回り、2オーバーの78位で決勝ラウンドに進めなかった。

 2大会連続出場の金谷拓実は首位と6打差48位で出て3バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの72と落とし、通算2オーバーの78位で2大会連続一打及ばず決勝ラウンド進出を逃した。

 東京五輪代表で初出場の星野陸也は127位スタートで3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの72で回り、6オーバーの130位で予選落ち。

 2度目の出場の稲森佑貴は137位で出て7ボギー、2ダブルボギーの81。17オーバーの154位で予選落ち。

 2010年大会覇者で優勝候補のルイ・ウェストへーゼン(南アフリカ)が65で回り、11アンダーの単独首位をキープした。64をマークした、昨年の全米プロ選手権王者のコリン・モリカワ(米国)が2打差の2位。17年大会王者のジョーダン・スピース(米国)が3打差の3位で追う。

 世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(米国)は7アンダーの4位。メジャー4勝のブルックス・ケプカ(米国)、6月の全米オープンを制したジョン・ラーム(スペイン)は、5アンダーの12位につけた。

 連覇を狙うシェーン・ローリー(アイルランド)は4アンダーの17位。世界ランク3位のジャスティン・トーマス(米国)は1アンダーの40位。14年大会覇者のロリー・マキロイ(英国)は、イーブンパーの53位となった。昨年の全米オープン王者のブライソン・デシャンボー(米国)は1オーバーの65位で予選を通過した。

 一方で、18年大会王者のフランチェスコ・モリナリ(イタリア)は2オーバーの78位、日本ツアー5勝のショーン・ノリス(南アフリカ)は3オーバーの98位で決勝ラウンド進出を逃した。全米プロ選手権を史上最年長の50歳で制したフィル・ミケルソン(米国)は、12オーバーの152位で予選落ち。

 4月のマスターズ王者の松山英樹は、新型コロナウイルス感染のため欠場。メジャーの連続出場が33大会連続で途切れた。

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