７番ティーショットを放つ岩井明愛（カメラ・今西 淳）
◆女子プロゴルフツアー ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日（２４日、宮城・利府ＧＣ＝６５６９ヤード、パー７２、報知新聞社後援）
最終ラウンドが終了した。岩井明愛（あきえ）が１イーグル、３バーディー、２ボギーの６９で回り、通算１３アンダーで、自身初の２週連続優勝。通算３勝目を飾った。２０１９年の鈴木愛以来となる、史上４人目の初日から首位を譲らない２週連続完全Ｖの快挙となった。
２週連続優勝は、ツアー通算４勝で双子の妹の千怜（ちさと）が昨年８月に達成していた。岩井明は次週の今季メジャー第３戦、日本女子オープン（２８日開幕、福井・芦原ＧＣ海Ｃ）で全美貞（韓国、０７年）、鈴木愛（１９年）に続くツアー史上３人目となる３週連続優勝を狙う。
６８の西郷真央が２打差の１１アンダーで２位となった。９アンダー３位で、今季メルセデス・ランク首位の申ジエ（韓国）、前年覇者の山下美夢有（みゆう）、尾関彩美悠（あみゆ）、浜田茉優の４人が並んだ。
８月以来の日本ツアーとなった勝みなみは７１で、７アンダー１１位。今季日本ツアー初出場の畑岡奈紗は７１で、イーブンパーの３８位だった。
岩井明愛「先週、今週と２週続けて勝てたことは本当にうれしい。昨年、千怜が達成した２週連続優勝をお互いに達成できて、またおばあちゃん（祖母・千重子さん、７１）の誕生日（２２日）の週に優勝できて、本当に記憶に残る１日だったなと思います。来週からも４勝目、５勝目を目指して頑張っていきます」
◆２週連続完全優勝 岩井明でツアー史上４人目。過去には２０１５年イ・ボミ（韓国）のニトリレディス＆ゴルフ５レディス、１８年申ジエ（韓国）のゴルフ５レディス＆日本女子プロ選手権、１９年鈴木愛の樋口久子・三菱電機レディス＆ＴＯＴＯジャパンクラシックの３例だった。（記録は１９８８年ツアー制施行後）