
2週連続完全優勝を果たしガッツポーズする岩井明愛(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日(24日、宮城・利府GC=6569ヤード、パー72、報知新聞社後援)
岩井明愛(あきえ、ホンダ)が1イーグル、3バーディー、2ボギーの69で回り、通算13アンダーで1988年のツアー制施行後、4人目の2週連続完全優勝を最年少(21歳81日)で飾った。今季&通算3勝目。2週連続Vは通算4勝で双子の妹・千怜(ちさと)=ホンダ=が昨年8月に達成し、姉妹での快挙となった。次週の国内最高峰のメジャー、日本女子オープン(28日開幕、福井・芦原GC海C)でツアー史上3人目の3週連続Vに挑む。
岩井明は8番パー5、ピン奥から14メートルのイーグルパットを沈め、笑顔でガッツポーズした。14、16番もバーディーを重ね、2週連続で首位を譲らない完全V。「最高にうれしい」とツアー4人目の偉業に胸を張った。前週、5か月ぶりに2勝目を挙げると、あっという間に3勝目を手にした。
優勝スピーチでは「昨年、千怜がした2週連続優勝を達成できた。おばあちゃん(千重子さん、71)の誕生日の週(22日)に優勝でき、記憶に残る試合になった」と、ジュニアの頃からよく観戦に来たという祖母の前での快挙を喜んだ。
今季開幕時は千怜が2勝で自身は0勝。「負けたくないとかはあまりないが、焦る気持ちがあった」。4月のKKT杯バンテリンレディスで初優勝し「焦りがなくなり、自分のゴルフに集中できて2勝目、3勝目につながった」と振り返った。昨年8月には、千怜の史上3人目の初優勝からの2週連続Vの快挙を見守るしかなかったが「自分も(連続優勝を)やりたい気持ちがあった。お互い歴史に残るような結果を残せて良かった」と誇らしげに語った。
姉妹に同行する父・雄士さん(50)は「(先に2連勝を達成した)千怜に追いつくためにチャンスだと思って、挑んでいたのかもしれない。うまくいきすぎて怖い感じ」と姉の成長ぶりに目を丸くした。パーオン率75・53%は今季ツアー1位、平均ストローク(2位)も69・9986と60台となった。「4勝目、5勝目を目指して頑張りたい」と岩井明。3週連続Vは過去に日本女子オープンで全美貞(韓国)、鈴木愛の2人だけだが、3週連続の完全Vはいない。前人未到の偉業を狙う。
(岩原 正幸)