隔離明けの渋野日向子、46位も手応え


18番ティーショットを放つ渋野日向子

18番ティーショットを放つ渋野日向子

◆女子プロゴルフツアー GMO&サマンサ・カップ 第1日(16日、茨城・イーグルポイントGC=6657ヤード、パー72)

 東京五輪代表の稲見萌寧(21)=都築電気=が4バーディー、ボギーなしの68で回り、4アンダーで首位と5打差10位。5戦ぶりの初日トップ10で、3週後の本大会に向けて生命線であるショットの調子を取り戻した。約3か月半ぶりの国内出場となった渋野日向子(22)=サントリー=は1アンダーで46位。通算3勝の若林舞衣子(33)=ヨネックス=ら3人が9アンダーで首位。

 3か月の米ツアー遠征を終え、2週間の隔離を経て日本ツアーに復帰した渋野は71で46位。酷暑の中、1056人の観衆が入った会場で多くのギャラリーを引き連れて笑顔で回った。「アイアンの縦距離が合ってきたのを実感した。スコアの割に納得のいくゴルフができた」と、全体的な内容を評価した。

 スタート前は「どうやってスイングしたらいいか分からないくらい緊張した」という。6番までに5メートルを2度沈め、3つ伸ばした。8番パー5で右のフェアウェーバンカーからの2打目があごに当たる不運なボギー。最終18番は4メートルの好機から3パットで後退した。

 「2週間のブランクの割には頑張れた」と強調した一方、「みんな伸ばしているのは分かっていた。伸ばしきれず悔しい」とも語った。2日目に向け「もう少し短いバーディーパットを打てたら」と、チャンスにつけるゴルフを思い描いた。

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