第55回

●2018年11月29、30日、12月1、2日  優勝 小平 智
55kodaira
 初日
 1月に史上最年少26歳で選手会長に就任した石川が、年間未勝利で同大会に出場。メジャー初制覇となった15年大会初日と同じ68で回り、初の賞金王を狙った今平と並び、3打差7位で滑り出した。前年21位で、優勝した宮里に逆転で賞金王を奪われた小平は、年少4番目のメジャー3冠へ、大会自己ベストタイの66で1打差の2位と好発進した。4月のRBCヘリテージ(米国)で日本人5人目の米ツアー優勝を果たし、その資格で米ツアー本格参戦を果たした。韓国のY・E・ヤンが65をマークし、単独首位に立った。
 2日目
 3打差の7位から出た石川が連日の68。通算4アンダーとし、賞金ランク1位の今平、初出場の星野、出水田と並び、4打差の2位に浮上した。石川は92年日本プロ選手権の倉本以来2人目となる、選手会長就任初年度メジャー制覇へ、望みをつなげた。1打差の2位から出た小平は74と伸ばせず、イーブンパーの14位に後退。2週連続Vを狙う、2位スタートの崔虎星は71で回り、3アンダー6位に下降も、持ち味の変速スイングでファンを魅了した。67で回ったY・E・ヤンが8アンダーで単独首位を守った。
 3日目
 6打差の8位から出た堀川が66と猛チャージ。通算6アンダーでY・E・ヤン、黄重坤と並び首位に浮上した。初のメジャー優勝と史上5人目となる今大会でのツアー初Vを射程に入れた。14位から出た李尚熹が66で4アンダー4位に浮上。2位から出た石川は71と伸ばせずも、3打差の5位。逆転での選手会長メジャーV圏内にとどまった。賞金ランク1位の今平、藤本、時松、出水田、B・ジョーンズも3アンダー5位に並んだ。14位から出た小平は68で、昨季賞金王の宮里らと並び、2アンダー11位に浮上した。
 最終日
 11位から出た小平が64で回り、通算8アンダーで並んだ石川、黄と大会史上初の3人によるプレーオフを1ホール目で制した。年少4番目29歳82日でのメジャー3冠で、83年の青木功、14、16年の松山英樹以来となる同一年度日米ツアーVをつかんだ。昨年大会は賞金ランク1位で迎えながら、21位で優勝した宮里に賞金王をさらわれた。応援に駆けつけた妻で08年賞金女王の古閑美保さんは夫のリベンジを現地で見届け、涙に暮れた。65の石川、68の黄が2位。68で回った今平は8位に入り、初の賞金王に輝いた。
順位選手名ツアー勝利数賞金ランク1R2R3R4R合計+ー
1小平 智1666746864272-8
2石川 遼02268687165272-8
2黄 重坤01272656768272-8
4藤本佳則01670696866273-7
5岩田 寛02169706966274-6
5李 尚熹02370706668274-6
5堀川未来夢01968706670274-6
8星野陸也1767697267275-5
8今平周吾1168687168275-5
10崔 虎星11066717366276-4
10稲森佑貴1371677068276-4
12出水田大二郎12866707170277-3
12時松隆光1968726770277-3
14Y・E・ヤン11365677274278-2
15S・ノリス1275706866279-1
15任 成宰014770726968279-1
15宮里優作06472667071279-1
15B・ジョーンズ0872716472279-1
19秋吉翔太21470687369280+0
19B・ケネディ12071706871280+0
19谷口 徹12670706971280+0
22池田勇太1567757168281+1
22T・クロンパ11173706573281+1
24A・キュー12570717271284+4
24市原弘大2473736771284+4
24R・ガンジー13172726872284+4
27木下裕太11869757170285+5
28重永亜斗夢11770737473290+10
29金 亨成02470728174297+17
30額賀辰徳12775777472298+18